三菱重工業(MHI)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月7日、X線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」を搭載するH-IIAロケット47号機の打ち上げを実施した。ロケットは予定通り8時42分11秒に点火。青空の中、機体は順調に飛行を続け、まずは8時56分にXRISM、続いて9時29分にSLIMの分離がそれぞれ確認された。
8月28日の打ち上げ中止の原因が高層の強風だったため、今回も当日の天候が気になるところだったのだが、種子島宇宙センターは早朝にはやや雲が多かったものの、打ち上げ前には青空が広がる快晴に。早朝には強かった風も、徐々に弱くなっており、絶好の打ち上げ日和となった。
打ち上げ結果の詳細については、今後11時15分頃に開催予定の記者会見で発表される見通し。本記事ではその前に、打ち上げの様子を写真と動画で振り返ることにしたい。