京阪ホテル&リゾーツは9月4日、同社が運営する京都タワーの塔体ライトアップにかかる電力において、実質再生可能エネルギー(再エネ)由来の電力を導入することを発表した。

  • 京都タワーの夜景

    京都タワーの夜景

京阪グループ各社では、2030年までにより良い世界を目指すSDGsの達成に貢献するため「BIOSTYLE PROJECT」を推進している。同プロジェクトでは、規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に無理なく取り入れていける循環型社会の実現を目指し、さまざまな活動を行っていくとする。

またプロジェクトの一部である「BIOSTYLE 環境アクション2030」においては、2050年度のCO2排出量実質ゼロ実現に向けて、2030年度のCO2排出量を46%削減(2013年度比)することが目指されている。

そして今般、京都のランドマークとしても知られ、“産業・文化・観光の一大センターとして活用し、京都市の伸展に貢献する”ことを目指して建造された京都タワーにおいて、そのライトアップに使用する電力を、実質的に再生可能エネルギー由来の電力に置き換えるという。

具体的には、京阪ホテルズ&リゾーツが2023年度分より購入を開始した非化石証書に基づく環境価値を用いたもので、ライトアップに使用した電力分の非化石証書を購入するとのことだ。

京都タワーは、2016年よりライトアップ用の照明器具として省エネ性能に優れたLED投光器を導入するなど、SDGs・脱炭素社会の実現に貢献するための取り組みを重視しており、今回の再エネ導入により「地球環境保全」に貢献する施設として運営していくとしている。