Microsoftは8月31日(現地時間)、Windows メッセージセンターの「最近のお知らせ」において、Windows 11 バージョン 21H2が間もなくサービス終了を迎えることを改めて告知し、ユーザーに早急にアップグレードを実施するよう呼びかけた。Windows 11 21H2は2023年10月10日にリリース予定のセキュリティ更新プログラムをもってサービスが終了し、以後は更新プログラムが提供されなくなる。
Microsoftは、サービス終了から数カ月以内に、依然としてWindows 11 21H2を使用するPCに対してWindows Updateを通じた強制アップグレードを実施するという。
Windows 11の初期バージョンであるWindows 11 21H2は、2021年10月5日にリリースされた。その後、2022年9月20日に現行のバージョン22H2がリリースされ、次期バージョンとなるバージョン23H2もリリース間近と言われている。Microsoftでは2022年1月に、バージョン21H2のサポート期限が2023年10月10日になると発表し、バージョン22H2への強制アップグレードも実施する方針だとアナウンスしている。今回の告知は、再三にわたり行われてきたユーザーに対する確認となる。
2023年10月10日のセキュリティ更新プログラムは、Windows 11 21H2で受け取ることができる最後の更新プログラムであり、その後はセキュリティ修正を含めた全ての更新が停止される。そのため、引き続き22H2を利用するユーザーは、重大なセキュリティ脅威にさらされる可能性がある。
後継バージョンである22H2への強制アップグレードは、そのようなリスクを防止するための処置である。なお、セキュリティ以外の修正については、2023年9月のプレビュー更新プログラムが最後の更新プログラムになるという。
Microsoftでは、現在もWindows 11 21H2を使用しているユーザーに対し、早急に22H2へのアップグレードを実施することを推奨している。