パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は9月5日、同社が開発・提供する資料の再活用・作成ツールである「AUTOMETA(オートメタ)」に、米OpenAIのChatGPTを使用した自動整理機能と、AUTOMETA上で自社の過去資料を利用してPowerPoint資料を作成できるスライドマージ機能を追加したと発表した。
AUTOMETAは、過去資料の利用により資料作成を効率化するというツール。アップロードした資料に対するタグ付けにより整理できる。これにより、従来は時間を要していた資料の整理、検索や作成の時間を削減可能といい、組織や個人の生産性向上に貢献する。
自動整理機能は、資料のタグ付けをChatGPTにより自動で行うもの。従来は手動で実施していたタグ付けが不要になり、最短1営業日を要していたタグ付けが、複数のファイルをアップしても30秒で完了するという。これにより、アップロード直後から対象のファイルを検索可能になる。
また、アップロードした資料の概要をChatGPTにより自動で入力することで、資料の中身を確認しなくても概要を把握できる。なお、パーソルP&TおよびOpenAIによる入力情報の2次利用はないとしている。
スライドマージ機能では、過去に作成したPowerPointのスライドを組み合わせ、1つの資料としてダウンロード可能になるという。
過去資料を利用して新しい資料を作る場合、従来は利用したい資料を全てダウンロードしてデスクトップ上で切り貼りする作業が必要だったが、同機能により過去のPowerPoint資料をスライド単位で組み合わせられるため、作成時間を約50%削減可能になった。
また、フォントや文字サイズ、テーマなどを、組み合わせたスライドに対し全て統一できる機能を2023年10月に実装予定とのことだ。