TypeScript製のオープンソースフレームワーク「Skeet」を開発するELSOUL LABO B.V.(以下略、エルソウルラボ)は9月3日、「Skeet」でのアプリ開発をAIがサポートするプラグイン「Skeet AI」の「v1.5」のリリースを発表した。GitHubよりダウンロードできる。
「Skeet AI」は、Google CloudとFirebase上でフルスタックアプリ構築を行うサーバーレスフレームワーク「Skeet」でのソフトウェア開発をAIでサポートするプラグイン。OpenAIの「ChatGPT」とGoogleの「Vertex AI」を「Skeet」開発サポートに特化して調整されたものを用意、チャットでのプロンプトによる要望に応じてデータモデルやコードの自動生成を行う。今回の「v1.5」では、Skeetのコマンドラインインターフェイス「Skeet CLI」よりAIモデルが利用可能となり、CLI入力になれたユーザーの利便性と作業効率の向上が期待できる。
現在「Skeet AI」で利用できるAIサポートはFirestore用のデータモデル提案とコード自動生成、オープンソースORM(Object-Relational Mapping)「Prisma」のデータモデル提案とクエリ言語「GraphQL」のコード自動生成、作成した関数のTypeDoc(TypeScriptドキュメント)生成、ドキュメントやアプリの多言語対応翻訳ファイルの生成、「Skeet」ドキュメントを学習した教師AIによる業務サポートなど。今後、更なる機能の向上を図り「Firebase Functions」のロジック部分のコード自動生成AI、アプリコードのコアを把握するデバッグに強いAIなどを追加していく予定だ。
「Skeet AI」はオープンソースとして提供されておりGitHubより「Skeet AI」をダウンロードできる。