TorrentFreakは8月30日(米国時間)、「Google Removes 'Pirate' URLs from Users' Privately Saved Links * TorrentFreak」において、Googleコレクションに保存されている非公開のURLがGoogleに削除されていると伝えた。ユーザーのGoogleコレクションから著作権の侵害に関係していると判断されたURLが削除されていることが明らかとなった。

Googleは、自社の検索エンジンに対する著作権削除リクエストを処理しており、これまでに70億件以上のリクエストを受けている。リクエストの多くは、デジタルミレニアム著作権法(DMCA: Digital Millennium Copyright Act)に基づくものとされ、Googleの検索結果から特定のリンクを削除するため多くの著作権侵害のURLが削除されている。

最近、Googleは検索削除の範囲を拡大し、非公開で保存されているリンクコレクションにも影響を及ぼしていることがわかった。具体的には、Googleコレクションの保存されたURLにも検索削除が適用されている。Googleコレクションでは、ユーザーが自由にリンクを保存・整理が可能で、リンクを非公開にしたり他のユーザと共有したりできるようになっている。これらの保存されたリンクにもGoogleの検索コンテンツポリシーが適用され、削除リクエストを受けたURLが削除されていることが報告されている。

Googleのこの新たな取り組みは多くのユーザーに影響を与える可能性があるものの、現時点では影響は限定的とされている。主な目的が著作権侵害の防止であるかは明らかにされていないが、GoogleがユーザーのChromeブックマークまたはそのDNSリゾルバを管理することを決定した場合、事態はより深刻になる可能性があると指摘されている。