Betanewsは8月31日(米国時間)、「Microsoft Edge gains a secret option for screen grabbing videos」において、Microsoft EdgeでWebサイトに埋め込まれたビデオから画面キャプチャを取得するオプションが追加されたと伝えた。この機能が有効になっているバージョンでは、YouTubeなどの一部のビデオストリーミングサイトにおいて、ビデオ画面上のコンテキストメニューから簡単に画面キャプチャを取得できる。

このキャプチャ機能についてMicrosoftは特にアナウンスをしていないが、少なくともEdge バージョン 117.0.2045.12ではこの機能が利用できることを確認している。YouTubeの場合、ビデオ画面を右クリックすると専用の再生コントロールメニューが表示される。この状態で再度右クリックすればWebブラウザのコンテキストメニューを表示できる。

最新バージョンのEdgeでは、このコンテキストメニューに「ビデオ フレームのコピー」という項目が追加されている。これをクリックすると、その時点のフレームが画像として切り出され、クリップボードにコピーされる。あとは画像編集ソフトや文書作成ソフトなどにクリップボードの内容を貼り付けて保存すればよい。

  • コンテキストメニューから簡単にビデオのキャプチャが取得できる

    コンテキストメニューから簡単にビデオのキャプチャが取得できる

なお、この機能は最新のGoogle Chromeにも追加されているため、ChromeとEdgeのベースになっているChroniumにおいて実装された機能だと思われる。Chromeの場合は「動画フレームをコピー」という項目名になっている。

  • Google Chromeにも同様の機能が実装されている

    Google Chromeにも同様の機能が実装されている

ビデオの画面をキャプチャして切り出したい場合、従来はスクリーンショットを撮影して切り出す方法が主流だったが、この方法だと品質が低下したり、再生ボタンなどの余分なパーツが映り込んだりといった問題があった。EdgeやChromeの新機能では、そのような問題を避け、高品質な状態でキャプチャを取得できる。