NTT東日本は9月1日、北海道大学とスマート農業を通じた地域の活性化、産官学の取り組みの一層の発展を図ることを目的として、大学施設のネーミングライツ(施設命名権)取得に関する「国立大学法人北海道大学ネーミングライツに関する契約」を締結したことを発表した。

NTT東日本は、応募理由について、就業人口減少に伴う労働力不足をはじめ耕作面積拡大や高齢化が進展するなか、地域農業の持続性確保には「スマート農業」の社会実装が不可欠であり、今後も継続して地域課題の解決を通じた未来づくりに貢献したいと考えているからと説明している。

ネーミングは、NTT東日本が目指す“地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業”の「未来」と、共に価値創造を成し遂げたいとの思いから「NTT東日本 ミライ共創Room」と命名されている。

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    ネーミングライツのロゴイメージ

また、北海道大学スマート農業教育研究センターにおいて、キャリアグレードの本格的な5Gスタンドアローン機能と事前手続きから設計・構築・運用までのトータルITO(ITアウトソーシング)をワンパッケージにしたマネージド型のローカル5Gサービス「ギガらく5G」を商用局として北海道初の提供を行う。

高速大容量・低遅延といった無線アクセスの屋外型利用により、同施設近傍の広大な圃場において無人トラクタの遠隔監視制御をはじめとした、さまざまなスマート農業への活用が見込まれている。