ボスコ・テクノロジーズは9月1日、従業員数1,000名以上の大企業の経営者・役員105名を対象に実施した、大企業のICT利用における内部統制に関する実態調査の結果を発表した。
「あなたは近年、社内のICT利用(リモートワークやインターネット利用など)における内部統制の重要性が高まっていると感じますか」と質問したところ、「非常に感じている」が54.3%、「やや感じている」が30.5%と回答した。
「非常に感じている」「やや感じている」と回答した人に、「社内のICT利用における内部統制の重要性が高まっていると感じる理由を教えてください」と質問すると、「DXやテレワーク推進によりデジタル機器の導入が進んだから」が62.9%、「内部不正やサイバー攻撃が増加しているから」が57.3%、「ITに関わるトラブルを防ぐことができるから」が37.1%という回答となった。
「あなたの会社では、1人当たり年間どれほどの予算を社内のICT利用における内部統制に費やしていますか」という質問では、23.1%が「50万円以上」が回答した。
「あなたの会社の、社内のICT利用における内部統制に関する課題を教えてください」と質問したところ、「IT人材が不足している」(48.7%)という回答が最も多く、以下、「柔軟なカスタマイズができない」(37.2%)、「費用が高すぎる」(33.3%)と続いた。
加えて「あなたが、社内のICT利用における内部統制の中でも重要視している項目を教えてください」と質問したところ、「外部からのアクセス管理などのシステム安全性の確保」が67.9%を占め、以下、「システムの運用・管理」(56.4%)、「内部からのアクセス管理等のシステム安全性の確保」(44.9%)という回答が続いた。