東京大学は8月31日、マイクロソフトとGX(グリーントランスフォーメーション)とD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)、AI研究の推進に向けた連携に関する基本合意書を締結したことを発表した。
今回の連携は、2022年11月に東京大学 藤井総長とマイクロソフトのサティア・ナデラCEOが面談し、GX、D&Iなどの推進について意見交換を実施したことを皮切りに、両者の協力関係構築について継続的に協議し、本基本合意書を締結する運びとなったもの。
両者は、基本合意書に基づき、「GXの推進」「D&Iの推進」「AI研究の推進」を進めることで、社会への貢献と未来を担う次世代の学生の育成を目指す。
具体的な取り組みとしては、GXの推進に向けて、マイクロソフトの テクノロジーを活用して、東京大学の温室効果ガス排出ゼロに向けた取り組みを推進するほか、GXの本質を理解しその達成に向けた活動を担う人材である「GX人材」の育成を支援する。
D&Iの推進については、東京大学が2022年6月に策定した、「東京大学 ダイバーシティ&インクルージョン宣言」をさらに推進し、「AI研究の推進」では、従来のコンピュータ サイエンス分野でのAI研究に加えて、さまざまな分野において、AIの効果的な適用や課題に関する議論と研究を推進する方針。