電通国際情報サービス(ISID)と電通デジタルは8月30日、SNS上の膨大なデータを分析するソーシャルインテリジェンスツールを活用し、企業の新たな事業機会探索・意思決定の効率化、および事業成長のためのグロースマーケティングの内製化を支援するビジネス環境分析ツール「NEST the Business」を開発し、同日から提供開始することを発表した。
同ツールは、ISIDが提供するソーシャルインテリジェンスツールを基盤に、事業開発のための意思決定につなげる「NEST the Incubation」とグロースマーケティング活動を支援する「NEST the Growth」の2つの機能から構成されている。
それぞれに最適化された独自のダッシュボードによってオープンデータのリアルタイム分析を行い、それを基にした意思決定、「オープンデータドリブン」による事業推進を可能にするという。
さらに同ツールを活用した事業開発からマーケティング戦略立案、実行までをサポートする電通デジタルのコンサルティングサービスとISIDのテクニカルサポートも提供される。
「NEST the Incubation」は、自社を取り巻く社会環境の潮流をリアルタイムに観測し、事業機会探索や変革の方向性の意思決定に貢献する分析機能。独自のダッシュボードを活用し事業環境に関する広範なオープンデータをワンストップで収集することで、事業開発における高速な意思決定を実現する。
一方の「NEST the Growth」は、生活者インサイトを基点に、自社・競合のマーケット動向を押さえた持続的成長を目指したグロースマーケティングの内製化に貢献する分析機能。市場・生活者の反応を、カスタマージャーニー、競合比較など複数の切り口をダッシュボードで可視化し、事業にインパクトを与える意思決定を支援するという。