2023年9月19日(米国時間)、PyData Seattleが米シアトルにおいて、非営利団体のNumFOCUSとLast Mile Education Fund(ラストマイル教育基金)を支援するためのチャリティイベントを開催する。このイベントには、Python、Java、TypeScript、Smalltalkという4つのプログラミング言語の作成者が参加し、プログラミング言語の設計に関するディスカッションを繰り広げるという。
「Language Creators Charity Fundraiser」と名付けられたこのイベントには、パネリストとして次の4名が名を連ねている。
- Adele Goldberg - Smalltalkの作成者
- Guido Van Rossum - Pythonの作成者
- Anders Hejlsberg - Turbo Pascal、C#、TypeScriptの作成者
- James Gosling - Javaの作成者
いずれも、プログラミング言語の歴史を語る上では欠かすことができない人物である。主催者のPyData Seattleはこのイベントについて、「偉大な頭脳が一堂に会し、プログラミング言語作成の過去と未来を掘り下げるパネルディスカッションは、きっと素晴らしい夜になる」と表現している。
同様のイベントは過去にも開かれたことがある。2019年に開催された「Puget Sound Programming Python」では、Guido Van Rossum氏、Anders Hejlsberg氏、James Gosling氏、そしてPerlの作成者であるLarry Wall氏が出演してディスカッションを繰り広げた。その様子は次のYouTubeチャンネルで公開されている。
Language Creators Charity Fundraiserは有償のイベントだが、その収益はNumFOCUSとLast Mile Education Fundに寄付されるという。NumFOCUSはnumpyやpandasをはじめとするデータサイエンス分野の多くのオープンソースプロジェクトを支援する非営利である。Last Mile Education Fundは、経済的に弱い立場にある学生の資金やキャリア形成を支援している。