企業のAI(人工知能)開発を支援するFastLabelは8月30日、被写体から利用承諾を得ている権利クリアな日本人顔画像のデータセット2万2800枚の販売を開始すると発表した。
米OpenAIの「ChatGPT」を皮切りに、世界中で生成AI技術が急速に発展している。また、英Sutability AIの「Stable Diffusion」を代表として画像に関する生成AIも登場し、活用の可能性が期待されると同時に、AI倫理の観点から被写体からAI開発への利用承諾を得ていることがAIに使用するデータとしての利用条件となるケースが増えているという。
FastLabelが販売を開始するデータセットは、データ取得およびAI開発への利用に関する同意書をすべての被写体から取得している。200名の日本人モデル(男女100名ずつ、9歳以下~70代以上まで)に対して、データ取得およびAI開発への利用に関する同意を得た上で顔画像の撮影を実施。
日本人の人口分布に近い割合で幅広い年代を対象に、角度や表情、装飾品の着用有無などのパターンも用意しているとのこと。また、利用用途に合わせたトリミング処理や印象分類、アノテーションなどのオプションも提供できるとのことだ。