Microsoftは2023年5月にWindowsを支援する新しいAIアシスタント機能「Windows Copilot」を2023年11月ごろを目処に提供を開始すると発表した。これに合わせて、現在Windowsで仮想アシスタントとして機能している「Cortana」は提供の終了が予定されている(参考「Microsoft、WindowsにおいてCortanaサポート終了を発表 - 代替機能は? | TECH+(テックプラス)」)。
MicrosoftはWindows 11の開発版でWindows Copilotの提供を開始しており、どのような機能が導入されるのかその片鱗が明らかになりつつある。BetaNewsは最近のWindows 11開発版に導入された機能を取り上げ、その主な特徴として次の項目を挙げている(参考「Microsoft is testing OS-level plugins for Windows Copilot in Windows 11」)。
- Windows 11開発版で発見された多くの新しい.jsonファイルが現在MicrosoftがWindows Copilotで取り組んでいるアイディアを示唆している
- 発見された.jsonファイルはそれぞれが異なるプラグインと関連しており、ユーザがWindows Copilotの提供する機能を選択できることを示唆している
- 個人に役立つ可能性のあるアクセシビリティ設定にアクセスし提案し変更する可能性がある(AccessibilityTools-ai-plugin.json)
- タスクマネージャにアクセスするのみならず、システムパフォーマンスを向上させるためにアプリを自動的に閉じたり、オンデマンドで処理させたりすることに対応する可能性がある(TaskManagerService-ai-plugin.json)
- アプリケーションを制御する可能性がある(LaunchApplication-ai-plugin.json)
- ファイル共有やファイル編集に対応する可能性がある(SmartFileActions-ai-plugin.json)
- アラームやリマインダを管理する可能性がある(ClockService-ai-plugin.json)
- システム設定に対応する可能性がある(ai-plugin-WindowsSettings.json)
Microsoftが最終的にサードパーティに対してWindows Copilot用のプラグインの開発を許可するかどうかは、現時点では不透明なままだが、2023年5月の時点でサードパーティ製プラグインの可能性が示唆されていることや、多くのベンダおよび開発者が期待していることから可能性は高いものとみられる。