PayPayは8月30日、「PayPayポイント」を活用した加盟店による販促を支援する取り組みを開始すると発表した。今回の取り組みにより、加盟店がマーケティング戦略に合わせて、独自にポイントを付与するタイミングや条件を設計し、定常的なPayPayポイントの付与ができるようになった。
2023年9月には、調剤併設型ドラッグストアチェーンを全国で運営しているウエルシア薬局とスマートフォンやパソコンで公営競技のネット投票や精算が可能なサービスを提供するWinTicketにおいて順次導入を開始し、各社独自のポイントサービスを運用できるようになる。
例えば、ウエルシア薬局では、毎週月曜日に「ウエルシアグループアプリ」からPayPayで支払うと、通常の決済時のポイント付与率に1%のポイントが追加され、ユーザーは最大3%のPayPayポイントを貯めることができるという。
PayPayでは、これまでも自治体やメーカー、加盟店向けにPayPayポイントを活用した販促支援サービスを提供してきている。メーカーや加盟店が発行する「PayPayクーポン」の発行枚数も増え、利用者数も2023年3月時点で1500万人を超えた。
同社は今後も、加盟店の戦略的な販促や集客を支援する取り組みを拡充し、販売チャンネルの開拓も強化することで、PayPayポイントを共通ポイントとしての価値を高めていく考えだ。