NTT東日本は8月28日、9月1日から越谷市の公立小・中学校に対し、指定の帯域を確保し、ギャランティ回線(通信速度の品質を保証する回線)である広域イーサネットサービス(高速広帯域アクセス、Interconnected WAN)を使用し、SINET(日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所が構築、運用している情報通信ネットワーク)6接続を行うネットワークを提供することを発表した。

帯域は、一斉のCBT(コンピュータ ベースド テスティング:コンピュータを使った試験方式)テストなどイベント時にも耐えうる帯域を確保しているほか、24時間365日の障害対応とアクセス回線監視を行い、サービス品質保証(SLA)を採用したネットワークの運用管理を行い教職員の負担を軽減した保守体制の確立を図る。

また、SINET6へ高速かつ安定した接続環境を構築することで、超高速・低遅延でのインターネット接続を実現するという。

今回の導入により、ネットワーク帯域を必要とする動画やカメラアプリなどの活用や、次年度以降に本格運用が想定されるデジタル教科書、AIドリルなどを利用した授業が安定して実施でき、教育の質の向上が可能となるとのこと。

加えて、授業支援アプリやアンケートアプリなどを利用した、オンラインでの双方向コミュニケーションにもスムーズに取り組めるという。

その他、デジタル機器の活用による授業効率の向上、回線保守運用の手離れなどにより、教職員の負担を軽減する効果も期待されている。