キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は8月28日、サイバー攻撃に対する防御・検知・対応に加え、予防対策として脆弱性診断と自動的な修正対応を実施するというXDR(Extended Detection and Response)ソリューションである「ESET PROTECT Elite」を、9月20日に販売開始すると発表した。

  • ESET PROTECT Eliteのイメージ

新製品は、サイバー攻撃への予防・防御および、企業のシステム内に侵入を許した際に脅威の検知と封じ込めなどの事後対応まで対応するという、同社のESETにおける最上位ソリューション。

同ソリューションの「ESET Vulnerability and Patch Management」は、OSやソフトウェアを定期的に自動スキャンし、脆弱性を可視化できる。

深刻度に合わせて優先順位付けする脆弱性評価や、セキュリティ・ポリシーに合わせて自動または手動でのセキュリティ・パッチ適応設定が可能といい、脆弱性を悪用した攻撃を未然に防ぐとしている。

また、脅威の侵入に対し、クラウド・サンドボックスやエンド・ポイント保護など、ESETの多層防御機構を用いてマルウェアなどの脅威から端末を守る。

侵入を許した際の事後対応として、XDRにより組織内のログデータを収集し、脅威を検知・可視化することで、セキュリティ管理者が状況を確認し、速やかに対処できるよう支援する。

さらに、巧妙化・多様化したサイバー攻撃に対して予防、防御、検知、対応までの対策を1つのコンソールで集中管理することで、より高度な脅威検知や対応が実現できるという。

加えて、運用管理の効率化によるコストの削減や、セキュリティ対策効果の最大化などを実現する。

1ライセンス当たりの価格は、100~249ライセンスの場合は1万692円、250~499ライセンスでは9834円、500~999ライセンスでは9009円、1000~1999ライセンスでは8151円、2000~4999ライセンスでは7392円、5000~9999ライセンスでは6567円。