Sansanは8月28日、同社のインボイス管理サービス「Bill One」が、受領した請求書が適格請求書の要件を満たしているか自動判定できる「適格請求書判定機能」を8月29日より追加することを発表した。

  • 「Bill One」ロゴ

    「Bill One」ロゴ

「Bill One」は、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化し、月次決算の加速を後押しするインボイス管理サービス。インボイス制度への対応を強化しており、8月22日には適格請求書の発行を容易にするための「請求書のカスタムテンプレート機能」の追加を発表した。

インボイス制度の開始に伴い、経理担当者は請求書を受け取る際に適格請求書か否かの確認を行うことが新たに必要となり、登録番号に紐付く事業者名と取引先名が一致しているか、消費税額が正しく記載されているかなど、確認すべき箇所が多いため確認作業に多くの工数が必要となる。

同社が行った調査では適格請求書の受領に関わる準備を完了しているのはわずか2割と対応が進んでおらず、企業の対応は急務となっていることから、Bill Oneでは受け取った請求書が適格請求書の要素を満たしているかを、特許出願中である当社独自のロジックで確認し、適格請求書か否かを自動判定する「適格請求書判定機能」の追加を決定した。

  • 「適格請求書判定機能」を追加

    「適格請求書判定機能」を追加

登録番号の記載があるか、登録番号に紐付く事業者名と取引先名が一致しているか、適格請求書または区分記載請求書に必要な項目が正しく記載されているか──といった項目を自動で確認し、すべての要素を満たす場合は「適格」、それ以外は「要確認」とその旨が表示される。また、登録番号がない請求書のうち区分記載請求書の要件を満たしていれば「区分記載」、それ以外の海外請求書などに関しては「不明」と判定されるという。

これによりユーザーは、受け取った請求書が適格請求書か否かを一目で確認でき、制度対応に必要な工数を大幅に削減することができるとしている。

  • 実際の画面イメージ

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