三菱重工業(MHI)は8月25日、27日に予定していたH-IIAロケット47号機の打ち上げを取り止め、翌日の28日に延期すると発表した。
延期理由は当初の26日から27日に変更したのと同じ、天候悪化が予想されるため。新たな打ち上げ日時は28日9時26分22秒(日本標準時)となる。
打ち上げの予備期間は9月15日までを予定しており、1日延期されると打ち上げ時刻はおよそ4分ほど前倒しとなるという。
H-IIAロケット47号機には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「X線分光撮像衛星(XRISM)」および「小型月着陸実証機(SLIM)」が搭載されており、2機同時の打ち上げということでフェアリングはデュアル打ち上げ用の「4/4D-LC」を採用。H-IIAロケットとしてはもっとも長い形態となっている。
なお、28日の打ち上げについても現時点では確定ではなく、同日の打ち上げ可否については、26日以降の天候状況を踏まえて判断するとMHIでは説明している。