Microsoftは8月22日(現地時間)、Windows 11用のプレビューの更新プログラム「KB5029351」をリリースした。KB5029351はセキュリティ修正を含まないオプションの更新プログラムであり、検索ボックスに新しいホバー動作が追加されたことをはじめ、多くの変更やバグの修正が含まれている。
KB5029351の主な新機能としては、以下が挙げられている。
- 検索ボックスに新しいホバー動作が追加され、カーソルを合わせた際に検索ポップアップ ボックスが表示されるようになった
- アプリのピン留めおよび既定値に関する新機能が導入された
- オプションの更新プログラムを適用する新しいグループポリシーが追加された
- D3D12(Direct3D 12)独立デバイス用の新しいAPIが追加され、同じアダプター上に複数のD3D12デバイスを作成できるようになった
アプリのピン留めと既定値に関するMicrosoftの取り組みについては、次のページに詳しく解説されている。これは、Microsoftの公式アプリやサードパーティ製のアプリにおいて、ユーザーがスタートメニューやタスクバーピン留めしたり、既定値を変更する方法として、統一されたユーザーエクスペリエンスを提供するというものである。
上記以外にもKB5029351には非常に多くの修正が行われている。詳細はリリースノートを参照していただきたい。
KB5029351はプレビューの更新プログラムであるため自動インストールの対象にはなっていない。ユーザーはWindows Updateから手動でアップデートを行うか、Microsoft Update カタログから更新プログラムを直接ダウンロードして適用する必要がある。