北九州市教育委員会は8月24日、チャットプラスの提供する「ChatPlus」のChatGPT連携機能を利用して、教職員からの質問を自動回答するチャットボットの試験運用を開始したことを発表した。
ChatPlusとは、チャットサポートツールをホームページやアプリに埋め込むことができる、AIチャットボット・チャットサポートツール。
ChatGPT連携機能では、脈理解や自然文生成機能を活用することで、チャットボットは事前にQAを学習することなく、質問者のフリーワードに完全自動回答できるシステムを構築しているという。
北九州市教育委員会は、ICT環境に関する教職員からの質問にChatGPTと連携させたチャットボットで回答することで、問い合わせに係る教職員の負担軽減を図りたい構え。
今までのAIチャットボットは、AIが言葉の意味・意図を理解し用意した回答に誘導するものだった一方で、ChatPlusのChatGPT連携では、独自に学習したデータを基に回答を生成するため、高い解決率を実現できるという。
さらにチャットプラスが独自開発したAIエンジン「ChatPlusAI」はChatGPTが生成した意図しない回答を制御することで、生成型AIチャットボットのメリットを最大化し、リスクを最小化した運用が可能となっているという。