NTTデータ、中部電力、中部電力パワーグリッドは8月22日、ディマンド・リスポンスにより、夕方から翌朝に電力消費する分散型エネルギーリソースの需要を太陽光の出力制御時間帯へシフトし、再生可能エネルギーの出力制御を回避する仕組みに関する共同研究契約を締結し、共同研究を開始したと発表した。
同研究では、電気自動車・ヒートポンプ・蓄電池等の分散型エネルギーリソースの活用により、夕方から翌朝の需要を昼間にシフトし、本来、余剰となる電力を活用することで、出力制御の回避を目指す。
また、夜間の火力発電等を減らし、昼間の再生可能エネルギー発電量を増やすことで、燃料費およびCO2排出削減への貢献も目指すとともに、再生可能エネルギーのさらなる導入促進や、需要シフトに対応可能な機器の導入促進につなげる。
3社は2024年度からフィールド実証を始め、2027年度までの実運用を目指す。