デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は8月22日、東南アジアのAI活用マーケティングテクノロジー企業であるANTELLIGENCE TECHNOLOGIES(Antsomi/アンソミー)と資本業務提携を締結したことを発表した。
Antsomiは、AIを活用したCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)である「CDP 365」を開発し、同サービスをタイ、シンガポール、ベトナム、マレーシアなどの大手企業に提供している。
両社は今後、戦略的パートナーシップの下、東南アジアにおいて同サービスを基盤とした企業のマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービスを共同で提供する。また、将来的には共同サービスの新機能開発や機能品質の向上も取り組むという。
情報セキュリティやプライバシー保護の需要が高まるにつれて、東南アジアにおいても企業のCDPの導入が検討され、マーケティング活動における顧客データ活用ニーズが高まっているそうだ。
一方、DACは、2012年にシンガポールでDACアジアを設立以降、東南アジアでの事業を拡大しており、2022年8月には博報堂と共同でアジア太平洋地域における戦略ネットワーク「H+」を立ち上げた。今回、さらなるサービス拡大を目指し、CDP活用によるマーケティングDX支援を強化するため、Antsomiとの資本業務提携を締結するに至ったという。