日販グループホールディングス、日本出版販売、オカムラは8月21日、一年中新鮮ないちごが収穫できる植物工場を提供する「City Farming」をオフィスに導入し、植物工場と働く場を掛け合わせたパッケージ開発を開始することを発表した。8月5日~9月8日の期間、オカムラのラボオフィス「CO-EN LABO」に、City Farmingを試験導入する。
日販は「City Farming」について、4月1日より社会実装に向けた事業構築を進めており、これまでリテールを中心とした生活空間にサービスを提供してきた。また、オカムラはオフィス環境において働く人の心身の健康保持・増進を目指した健康的な空間づくりを提案している。
今回、日販とオカムラがコラボすることで、オフィス空間にCity Farmingを展開、これにより社員同士のコミュニケーションを活性化し、パフォーマンスを最大限に発揮できる場の実現をめざす。
City Farmingにより、「日々いちごを育て収穫し分かち合うコミュニティが生まれ、オフィスへの愛着が高まる」「場に華やかさや鮮度が生まれ、心の安らぎが得られる」「植物工場を導入することで、企業として持続可能性に貢献できる」といった効果が期待されるという。
まずは、オカムラのラボオフィス「CO-EN LABO」に試験導入し、効果検証を通じてパッケージを確立。2024年1月のサービス開始を予定しているという。今後、日販とオカムラが連携し、都市部の企業やオフィスでのコミュニケーション活性化に課題を感じる企業や「健康経営」に取り組む企業を中心に展開し、3年間で1,000社への導入をめざすとしている。