日立システムズは8月21日、インターネットイニシアティブ(IIJ)との協業により、マルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」を構成する、自治体向けネットワーク接続サービス、サイバーセキュリティソリューション「SHIELD」、ネットワークソリューション「NETFORWARD」を強化することを発表した。

「Gateway for Business Cloud」は、マルチクラウド環境を効率よく構築・運用するために必要となる各種サービスを体系化したマネージドサービス群。セキュリティ分野、クラウド・ネットワーク&データセンター・IT運用分野、コンタクトセンター&BPO分野のサービスを提供する。

  • マルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」の概要

自治体向けネットワーク接続サービスにおいては、ガバメントクラウドに接続する際に、顧客の予算やスケジュールに合わせてIIJのネットワーク接続サービスも選択できるようになる。

「SHIELD」においては、多層的な脅威防御と送信時の情報漏えい対策に加え、脱PPAP(パスワード付きzipファイルをメールで送ること)対策も可能なIIJセキュアMXを提供し、日本語と英語の対応可能なヘルプデスクが連携して24時間365日体制でメールセキュリティサービスを提供することが可能になる。

「 NETFORWARD」においては、リモートアクセスの導入を検討する際、業務開始時間帯のような回線混雑時にも安定した接続を提供するIIJのリモートアクセスサービスも選択できるようになる。

今後、両社はさらなるパートナリングを強化する。具体的には、日立システムズの従業員がIIJの各種サービスの設計・販売をIIJと共同で行うなどの人財交流や、IIJの体験型プログラム「IIJ Touchable Experience College」を両社で活用した共同プロモーションなどを計画しているという。