ChatGPTの登場により、AIの活用はグッと身近になった。その一方で、AIの利用においては、秘匿性の高い情報の漏洩、サイバー犯罪への悪用、生成された内容に虚偽が含まれている可能性などのリスクと背中合わせの状況にある。
そこで、企業ではこうしたリスクを踏まえた「責任あるAI」の原則に従うことが求められている。そして今、「責任あるマーケティング」が注目を集めている。
なぜなら、AIと同様、マーケティングもさまざまなデータを活用して、商品やサービスの販売促進を進めるからだ。例えば、企業は個人情報の収集や利用について、マーケティングプロセスに透明性と責任あるパーソナライゼーションが問われている。
今回、SAS Institute エグゼクティブ・バイスプレジデント 最高マーケティング責任者(CMO)のジェニファー・チェイス氏に、「責任あるマーケティング」について話を聞いた。