IBMは8月18日、マイクロソフトとの協業を強化し、生成AIの活用を効果的に拡大するために必要な専門知識と技術を提供する新サービスである「IBM Consulting Azure OpenAI Service」を発表した。
「IBM Consulting Azure OpenAI Service」は、デベロッパーやデータ・サイエンティストがGPTシリーズやCodexシリーズを含む強力な大規模言語モデル(LLM)を適用できるフルマネージドAIサービスで、Azure Marketplaceにて提供される。同サービスは、企業の生成AI導入戦略と固有かつ付加価値のある初期生成AIユースケース策定の支援を目的としたものだという。
この新サービスに加え、IBMとマイクロソフトはIBM ConsultingのスキルとAzure OpenAI Serviceを活用し、将来性のある解決策を作り出したり特定のユースケースに取り組むため、AIに関する協業を進めているという。
IBM Consultingのマイクロソフト・プラクティス担当グローバル・バイス・プレジデント兼シニア・パートナーであるFrancesco Brenna氏は、次のように述べている。「企業は、クリエイティブなコンテンツやコードの作成、コンテンツの要約、検索などの分野でチームが行っている作業を補強する、マルチモデルの生成AIソリューションの導入と統合において信頼できる方法を模索しています。マイクロソフトとの協業は、企業が自ら責任を持って生成AIを構築し、ビジネス全体に拡大できるよう支援しながら、企業に価値をもたらすよう設計されたIBMのオープン・エコシステム・モデルの一例です」
新サービスの一環として、顧客企業は21,000人のデータ、AI、エクスペリエンス・コンサルタントを含むIBM Consultingの専門家とつながり、生成AIモデルを効果的に導入してビジネス変革を進めることができるという。