フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は8月16日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|LINE Pay をかたるフィッシング (2023/08/16)」において、LINE Payを偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。
メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。
- LINEPAY利用に関する重要なお知らせ:お手続きにご協力ください
- LINEPAYからの重要な通知:お取引目的等のご確認をお願いします
- LINEPAYからの重要なお知らせ:ご協力をお願い申し上げます
- LINEPAYからの通知:お客さまのご利用に感謝申し上げます
- LINEPAYの一部機能制限の可能性にご注意ください
- LINEPAYのご利用に関する重要なお知らせ
- LINEPAYの一部機能制限の可能性にご注意ください
- LINEPAYサービスデスクからのお知らせ
- LINEPAYサービスデスクよりお知らせ:お取引目的等のご確認
- LINEPAYサービスデスク:お取引目的等のご確認のお願い
- LINEPAY:お取引目的等のご確認について
- 【LINE Pay】アカウントの確認のお願い
確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。
- https://rga●●●●.cn/●●●●
- https://hn●●●●.icu/
- https://line●●●●.org/
報告されている詳細内容は次のとおり。
- アカウントに異常な活動が検出されたといった旨や、法律に基づく取引目的の確認が必要であるといった旨のメールが送られてくる。24時間以内の確認が必要であるとか、一定期間確認が行われないと機能の一部が制限される可能性があるといった説明を行ってリンクのクリックを促している。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、アカウント情報の窃取やクレジットカード情報の窃取などが行われる
- 2023年8月16日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。
フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。