Microsoftは8月10日(米国時間)、Windows 10向けの新しいビルドとなる「Windows 10 Build 19045.3391」をWindows InsiderプログラムのRelease Previewチャネル向けにリリースした。Build 19045.3391にはいくつかの新機能の追加と多くの既知の問題の修正が行われたが、同社が8月14日になってリリースノートに追記した情報によると、このビルドには新しいバックアップアプリも含まれているという。
新たに追加されたバックアップアプリについて、Microsoftは詳細を説明していない。しかしこれは、2023年5月24日にWindows 11向けにリリースされたバックアップアプリとほぼ同一のものである可能性が高い。
Windows 11向けの新しいバックアップアプリは「Windows Backup」と呼ばれており、Windows 11 Insider Preview ビルド23466に含まれる形で初めて公開された。このアプリを使用すると、Windowsを別のPCに移行する際に、ファイルやシステム設定に加えて、インストール済みのアプリや、タスクバーやスタートメニューにピン留めしたアプリのバックアップおよび復元も可能になる。(参考記事:Microsoft、Windows 11向けの新しいバックアップアプリを公開 | TECH+(テックプラス))
Widnows 11版では、新しいPCをセットアップする際のOut-of-Box Experience(OOBE)中にWindows Backupで保存したバックアップからの復元を試みることができる。しかし、Windows 10版ではこのOOBEでの復元機能は含まれていないようだ。そのため、Windows 10へのWindows Backuの導入は、バックアップを通じてWindows 11への移行プロセスを簡素化することが目的と推測されている。