日本プロサッカーリーグ(以下:Jリーグ)は7月31日、環境省との連携協定2周年を記念したイベントを開催した。二部構成で行われた本イベントでは、今年度からパートナーカテゴリーとして新設した「Jリーグ気候アクションパートナー」に、日本電信電話(以下:NTT)と丸紅新電力、明治安田生命の3社が加盟したことが発表された。
本稿では、加盟した3社のコメントを紹介すると共に、第二部のトークセッションを振り返る。
「Jリーグ気候アクションパートナー」を新設
第一部には、環境省 副大臣 山田美樹氏、Jリーグ チェアマン 野々村芳和氏、NTT 代表取締役社長 社長執行役員 島田明氏、明治安田生命保険 取締役 代表執行役社長 永島英器氏が登壇した。
まず、山田氏は、環境省の環境基本計画において、地域ごとの取り組みの重要性を強調していくことに言及。Jリーグの取り組みについて「地域脱炭素の必要性や、自治体との取り組みを住民や地元企業へ発信すること、地域活性化を目指した連携が展開されることを願っている」との期待を寄せた。
これまでも環境省とJリーグは多くの取り組みを実施しており、試合会場でのフードドライブの実施や、熱中症対策のリーフレットの配布などを行ってきた。続いて登壇した野々村氏は、3年目を迎えた環境省×Jリーグの取り組みについて「環境問題の解決とJリーグ本来の姿である地域創生が重なる部分に注力したい」とコメントした。