Dockerは現地時間2023年8月9日、公式ブログでDocker Desktop バージョン4.22.0の新機能をアピールした。インストール済み環境はアプリケーション内のアップグレード機能、未インストールの場合はダウンロードページから最新版を入手できる。本バージョンは未使用時のメモリーとCPU使用率を大きく軽減するResource Saver機能、Docker Composeへ複雑なComposeプロジェクトを分割し、複雑なアプリケーションをサブComposeファイルにモジュール化しやすくする機能を追加した。他にもRBAC(役割ベースのアクセス制御)を強化し、管理者がリポジトリー管理タスクを他の従業員に委譲できるEditorロール(役割)も加わっている。
WindowsおよびmacOS版のDocker Desktopに含まれるResource Saver機能は前述のとおり、30秒間のアイドル時間を検出すると、Docker Desktopが消費していたメモリー消費量やCPU使用率を軽減する機能。WSL(Windows Subsystem for Linux)も対応しているが、現時点ではCPU使用率最適化にとどまる。Editorロールで実行できるのは、パブリックリポジトリーとプライベートリポジトリーの作成や、リポジトリーのプルやプッシュ、表示、編集、削除。また、リポジトリーの説明編集やリポジトリーの可視性設定を変更など多岐にわたる。その他の変更点や詳細は公式ブログおよびリリースノートを参照してほしい。