OpenAIがChatGPTに対する新機能の展開を開始した。OpenAIは8月4日(米国時間)、X (以前のTwitter)において次の週から機能改善を配信すると報じており、発表どおりに新機能の配信が開始された(参考「We’re rolling out a bunch of small updates to improve the ChatGPT experience. Shipping over the next week - OpenAI」)。
8月4日(米国時間)の時点で発表された新機能や改善点は次のとおり。
- 新しいチャットの開始時に例文を表示するように変更
- ChatGPTとの会話をより掘り下げていく方法として新しくクリックによる会話掘り下げ機能の提供
- ChatGPT Plusを使っている場合、GPT-4がデフォルトになるように変更。以前使っていたモデルを記憶するようになり、これまでのようにGPT-3.5へ戻るといったことがなくなる
- ChatGPT PlusのCode Interpreterベータ版において、複数のファイルを指定したデータ解析を依頼できるように変更
- 2週間ごとの再ログインの必要性を排除。ログインが必要な場合にはより快適なページが表示されるように変更
- キーボードショートカットの提供
キーボードショートカットとしては、以下が提供されている。
Windowsキーボードショートカット | 内容 |
---|---|
「Ctrl」+「Shift」+「O」 | 新規チャット |
「Shift」+「ESC」 | チャットへ入力フォーカス |
「Ctrl」+「Shift」+「;」 | 最後のコードブロックをコピー |
「Ctrl」+「Shift」+「C」 | 最後のレスポンスをコピー |
「Ctrl」+「Shift」+「I」 | カスタムインストラクションをセット |
「Ctrl」+「Shift」+「S」 | サイドバー表示・非表示切り替え |
「Ctrl」+「Shift」+「Del」 | チャットの削除 |
「Ctrl」+「/」 | ショートカットを表示 |
Macキーボードショートカット | 内容 |
---|---|
「⌘」+「Shift」+「O」 | 新規チャット |
「Shift」+「ESC」 | チャットへ入力フォーカス |
「⌘」+「Shift」+「;」 | 最後のコードブロックをコピー |
「⌘」+「Shift」+「C」 | 最後のレスポンスをコピー |
「⌘」+「Shift」+「I」 | カスタムインストラクションをセット |
「⌘」+「Shift」+「S」 | サイドバー表示・非表示切り替え |
「⌘」+「Shift」+「Del」 | チャットの削除 |
「⌘」+「/」 | ショートカットを表示 |
本稿執筆時点で、新機能や改善の一部は機能の提供が開始されている。
OpenAIのChatGPTは登場以来世界中で一気にユーザーを獲得しており、さまざまな業界の企業や組織がこの新しいサービスを業務に活用する取り組みを進めている。今回提供されることになる新機能はChatGPTを利用するユーザーの利便性を改善することにつながるとみられる。