基本的な工程や操作を記すことで業務の基本手順を学べるマニュアルだが、読む人に等しく細部にわたり正確に伝えようとすると必ずしも簡単な作業ではない。マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を提供するスタディストは、8月9日よりコンサルティングサービスのメニューとして「マニュアリスト養成講座」の提供を開始する。
約2,000社に導入される「Teachme Biz」は、多くの企業の生産性向上に貢献するが、「思ったようにマニュアル作成が進まない」「作成したマニュアルが活用されない」といった課題も一部から届いていた。同社は"着実な業務標準化、生産性向上に向けたマニュアル活用には、作成、閲覧、運用においてそれぞれ一定のスキルとマインドが必要である"と仮定し「マニュアリスト養成講座」に取り組み、3社(受講者合計50名)での受講前後のアンケートを実施。大幅な肯定的反応を得た上で、コンサルティングサービスのメニューとして提供を開始する。
Teachme Bizの導入の有無を問わずに受講できる2時間×3日間1セットの研修は、
・DAY1:マニュアル理解と自分ごと化(マニュアルに関する正しい理解と様々な用途・利用シーンを知ることで有用性を感じ、自身の仕事とマニュアルの繋がりを意識する)
・DAY2:伝わるマニュアルの作成ポイント(良いマニュアルについての考察と伝わるマニュアルの作成ポイントやエッセンスを、実例を交えながら学ぶことで、想像力・表現力を育む)
・DAY3:構造的に考える力(業務を適切に分解し、整理するチカラや構造的に捉える考え方を学び、作成レベルを更に一段引き上げる)
というもので、研修内でマニュアルも完成させるという実践的なものだ。1セット20名まで受講可能で60万円(税別)で提供する。