ソフトウェアテスト・品質コンサルティング事業を展開するAGESTは8月7日、同社の品質保証ソリューション「QA for Development」の新サービスとして、コードの品質不良によって発生するリスクの分析と把握、軽減のための措置を提案する「コードリスクアセスメント」の提供を開始した。

「QA for Development コードリスクアセスメント」(公式Webサイト)

「QA for Development コードリスクアセスメント」(公式Webサイト)

「QA for Development」は、開発とテストの両方に精通した同社の専門家「次世代QAエンジニア」が、開発・ビルド工程においてソフトウェア品質向上のためのサポートを行うサービスで開発においてレビュー及び、ソフトウェアテストを上流段階で多く実施し、品質の向上を図るシフトレフト(Shift-left)型テストモデルに対応、これまでに「ミューテーションテスト」「コード解析」などを提供している。

第3弾となる「コードリスクアセスメント」はコードリスクにフォーカスし、品質不良によって発生するプロジェクト全体の遅延、市場投入後の不具合の影響等を事前に分析。ビジネスに与える影響などのリスクを可視化して、その対応策などの提案を行う。社会性、ビジネス、ユーザー、プロジェクトの状態などの数値で表せない定性的情報と、人員、設備、期間等の具体的な定量的情報をもとにコードを分析し、コードリスクの抽出とその重要度を評価、プロジェクトの今後の指標やしきい値、対応方針等のレポートを提供する。

  • 「コードリスクアセスメント」分析の流れ(同社資料より)

    「コードリスクアセスメント」分析の流れ(同社資料より)

  • 「コードリスクアセスメント」分析の流れ(同社資料より)

    「コードリスクアセスメント」の実施ステップ(同社資料より)

4月に開始された「コード解析」に定性的な情報を加えたもので、システムの不具合発生確率の評価や不具合リスクの高いソースコードの特定などに関心を持つ企業ユーザーに適したサービスになるという。ソースコードの受領、確認から、ヒアリング、分析、レポート提出まで1週間から4週間の期間で提供される。