ソフトバンクは8月4日、同社が設立した日本語に特化した国産の大規模言語モデル(LLM)の研究開発と生成AIサービスの開発、販売、提供を目的とする新会社が本格的に稼働したことを発表した。新会社は2023年3月27日に準備会社として設立され、8月1日に社名を「SB Intuitions」へ変更した。資本金は1億5,000万円でソフトバンクの100%子会社となる。

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ソフトバンクは2023年度中に、生成AIの開発などに活用できる高いデータ処理能力を有する計算基盤を構築し、大学や研究機関、企業などを対象に早期にサービスを提供する予定だという。

新会社「SB Intuitions」ではこの計算基盤上で、大規模言語モデルの学習に必要なデータセットやツール、追加強化学習モデルなどの開発を行う。

日本語に特化した大規模言語モデルを開発することにより、日本の顧客に特有のニーズに合った生成AIサービスを開発し、幅広い業種の顧客に提供していくという。なお、取り扱うデータは国内のデータセンターのみで管理し、安全性が高い環境で開発を行うとしている。