サクサホールディングスはこのほど、中小企業の経営者を対象に実施した中小企業の経営者調査の結果を公開した。回答数は218件。
同調査によると、「DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる」という回答は約27%だったという。具体的なDXの施策を聞いたところ、「書類の電子化」との回答が49.2%と約半数を占めた(複数回答)。これに、「顧客管理(名刺管理含む)」(47.5%)が続き、「経費精算」、「情報セキュリティ対策」もそれぞれ40.7%と高い回答率となった。
「電子契約・決済」「スマホ活用」「その他業務管理」も、それぞれ全体の3分の1と比較的取り組まれているようだ。「勤怠管理」や「PC、スマホ付与によるノマドワーク」も2割以上の経営者がDXで実施している具体例として挙げた。
一方で「DXに取り組んでいない」との回答も72.9%に達している。予算不足や人材不足もあり、多くの中小企業ではなおDXに着手することが難しい状況が続いているようだ。