GitHubは現地時間8月3日、自然言語によるコード提案機能を可能とするGitHub Copilotにおいて、提案されるコードがGitHubのパブリックリポジトリ内での一致を検出する「GitHub Copilot code referencing」プライベートβを公式ブログで発表。Waiting Listによる参加申し込みが可能だ。
Copilotにより提案されるコードの約150文字がGitHubのパブリックリポジトリ内で一致した場合に検出するcode referencingは、昨年11月に2023年内に加わる新たな機能として紹介されており、一致するコード周辺のデータから得られるインスピレーションや依存関係、妥当性など開発者に多くのメリットがある。GitHubスタッフのRyan J. Salva氏は"理由が何であれ、同様のコードが存在することを知るのは素晴らしいこと"だと述べる。
公式ブログにはその動作の動画が掲載されているが、Copilotによる提案コードに一致が検出されると、"Matching code found"と通知され、8行ほどの他のコードとの完全一致部分とライセンスのサマリ、リファレンスなどが即座に表示さる。数十億のファイルにインデックスを付け、待ち時間がわずか10~20ミリ秒であることはエンジニアリングの奇跡とその高速性を誇る。数十億行のパブリックコードでトレーニングされたGitHub Copilotは、AIを用いた自然言語によるコード提案を可能にしており、100万人を超える開発者、27000超の組織が活用している。