Microsoftは現地時間2023年8月3日、公式ブログでPythonやJupyterなどのVisual Studio Code用拡張機能を更新した旨を報告した。各拡張機能はVisual Studio Code経由や、Webページ(Python、Jupyter、Pylance)から入手できる。今月のPython拡張機能は、コントリビューター向け(拡張機能開発者)のPython開発コンテナーや、Debugpyによる引数付きPython構成のサポート、Python拡張API用のnpmパッケージ、pytest経由で何らかのエラーが発生した際の検出を可能にした。
Python開発コンテナーはPython バージョン3.7/3.8/3.9/3.10/3.11を対象にプリインストールされ、pyenvを用いたPythonのバージョン切り替えや、開発に必要な拡張機能をインストールできる。Debugpyの引数付きのPythonファイル構成提供に合わせて拡張機能も更新された。開発者はPythonファイルを実行する際にコードやデバッガー構成を変更することなく、Pythonファイルに異なる値を入力する際に利用できる。また、Python拡張機能自身が他の拡張機能API経由で追跡可能にして、Pythonのパッケージシステムであるnpmとの連携を可能にした。そしてpytestが未知のエラーを検出しても、残りのテストをファイルの外側で継続する。ただし、実験的機能のため、プレリリースユーザー100%、リリースユーザー25%に対して有効化しているが、Microsoftは「近い将来、全世界に展開される予定」だと説明した。