インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月3日、オンプレミスとクラウドを繋いで容易・セキュア・低コストにデータ連携を実現するというiPaaS(Integration Platform as a Service)サービスである「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」において、新たにデータベース機能を提供開始した。

新機能の提供により、各所に散在するデータを収集して連携する過程で、併せてデータを蓄積可能になり、複数システムのデータを1つのデータベースに統合して加工可能になるとのこと。

  • 複数データ・ソースのデータ結合・加工での利用イメージ

具体的には、複数のマスタ・データを集約・統合し、多様なシステムから参照できる統合マスタとして使用する、また複数システム間でのデータ連携に必要となる中間データベースとして使用するなどの使い方ができる。

一般的に、iPaaSによるデータの蓄積や統合には、データ蓄積用のデータベースを別途用意する必要があるが、同機能はIIJクラウドデータプラットフォームサービスのオプションとして提供するため、ユーザー企業自身がデータベースを用意する必要がなく、導入や運用に手間を掛けずに企業のデータ利活用の推進が可能になるとしている。

  • 散在して運用しているマスタ・データを結合し多様なシステムから参照・利用するイメージ

また、社内の複数システムに異なる顧客マスタや商品マスタなどが分散し、コード体系が不統一であっても、複数のマスタ・データを集約・統合し、多様なシステムから参照できる統合マスタとして利用可能だ。

月額基本料金は、データベース:PostgreSQLメニューの4vCPU/6GBメモリ/500GBストレージが5万1700円、6vCPU/12GBメモリ/500GBストレージが6万8200円、12vCPU/24GBメモリ/500GBストレージが9万9000円。