KDDIは8月3日、4月15日から実施している、東京都多摩地域の自治体における学童クラブ入所申請・妊娠の届出・妊婦面談の受付業務のオンライン化支援について、約1年間で自治体職員の対象受付業務にかかる時間を最大56%削減することに成功したと発表した。
具体的には、東京都の八王子市、昭島市、調布市、福生市、多摩市、羽村市、あきる野市において、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を通じて申請受付業務をオンライン化した。申請された住民情報を庁内システムへ入力する業務はRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)により自動化、書類に記載されている文字の読み込みをAI-OCRにより自動化した。
学童クラブ入所申請におけるオンライン化を実施したのは八王子市、昭島市、福生市、羽村市。妊娠の届出・妊婦面談のオンライン化したのは調布市、多摩市、あきる野市。
さらに、自治体職員がBPRのノウハウを蓄積できるよう、KDDIが案を作成する形式ではなく、自治体職員が手を動かして検討するワークショップ形式としてBPRを実施したという。自治体職員への教育は多摩地域30市町村を対象に行われた。