NECネッツエスアイは8月3日、地図情報に組織の拠点情報や気象、災害、交通などの公開情報を統合して表示・共有することができる「地理情報コミュニケーションサービス」を提供開始すると発表した。
同サービスでは、企業などが保有する拠点や設備の情報に加え、気象情報、交通情報、被災情報など各種Web上で公開されているデータを地図上で統合表示し、利用者の用途に応じて自由に重ね合わせて確認することができる。
これにより、効率的な情報共有を実現するとともに、自然災害などの非常事態においても部門や組織を越えた情報共有、現場のリアルタイムな状況把握が可能になる。
建設や工事など多くの現場を抱える企業や、広範にわたる社会インフラを管理する自治体では、さまざまな情報を収集・管理しているものの、部門ごとに管理方法や運用システムが異なるため、部門間での情報共有が容易ではない。さらに、公開情報として提供される気象や交通などのデータもそれぞれフォーマットが異なっているため、従来から組織内の情報と統合的に把握することに課題があるという。