楽天グループは8月2日、米OpenAIと最新AI(人工知能)によるサービス開発に向けて協業すると発表した。パシフィコ横浜で同日から6日まで開催しているグループ最大級の体験イベント「Rakuten Optimism 2023」において、代表取締役会長 兼 社長最高執行役員の三木谷浩史氏がオープニングセッションで明らかにした。

  • 「Rakuten Optimism 2023」のオープニングセッションに三木谷氏とアルトマン氏が登壇

    「Rakuten Optimism 2023」のオープニングセッションに三木谷氏とアルトマン氏が登壇

OpenAIは生成AI「ChatGPT」の開発・提供を行っている。同セッションにはCEOのサム・アルトマン氏もオンラインで登壇し「私たちが開発している大規模言語モデル(LLM)はさらに進化を続けている。楽天との協業は非常にエキサイティングだ」と語っていた。三木谷氏とアルトマン氏は25年以上の付き合いがあるという。

  • OpenAI CEOのサム・アルトマン氏

    OpenAI CEOのサム・アルトマン氏

楽天グループは現在、ビックデータとAIの活用を進めており、同社が持つ国内最大級のビックデータを活用するという。自動応答サービスに加えて、サーチの最適化、物流の最適化、広告配信の効率化などにつなげていく考えだ。「国全体の効率を20%上げていきたい」(三木谷氏)

  • 楽天グループは同社が持つビックデータを活用し、AI技術をあらゆる事業に展開していく

    楽天グループは同社が持つビックデータを活用し、AI技術をあらゆる事業に展開していく