Microsoftはこのほど、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 25915|Windows Insider Blog」において、「Windows 11 Insider Preview Build 25915」で新しい「Outlook for Windows」をデフォルトでインストールされているアプリケーションに設定したと伝えた(参考「Starting to support third-party accounts in New Outlook for Windows Preview」)。
Windows 11およびWindows 10には「メール/カレンダー」(Windows Mail and Calendar)と呼ばれるアプリケーションがプレインストールされており、デフォルトのメールアプリケーションとして扱われている。しかし、Microsoftはこのアプリケーションのリタイアを考えており、2024年からは新しい「Outlook for Windows」に置き換える計画を進めている(参考「Outlook for Windows: The Future of Mail, Calendar and People on Windows 11 - Microsoft Support」)。
Microsoftは2024年から新しいOutlook for Windowsの正式提供を開始する。現在の「メール/カレンダー」は2024年一杯は提供するとしているが、それ以降に関しては説明が行われておらず、実質的に新しいOutlook for Windowsへの移行を促すものと見られる。なお、古いバージョンのOutlook for Windowsに関しては引き続きサポートが予定されている。
新しいOutlook for WindowsのUI/UXは現在の「メール/カレンダー」のUI/UXにある程度似ており、移行がスムーズに行われるように考慮されていることが伺える。「メール/カレンダー」から新しいOutlook for Windowsへの移行は2024年に入ってから順次進められることが予定されており、該当するアプリケーションを使用している場合には今後の動向に注目しておくことが望まれる(参考「Microsoft Outlook for Windows Preview | Microsoft 365」)。