欧州半導体大手のSTMicroelectronicsが2023年第2四半期の決算概要を発表した。
それによると売上高は、前年同期比12.7%増の43億3000万ドル。純利益も同15.5%増の10億ドルと増収増益を達成。この結果、2023年上半期の売上高も前年同期比16.1%増となっており、アナログおよびMEMS部門を除くすべての部門で前年同期比でプラス成長を果たしたという。 第2四半期の売上高をグループ(事業部門)別で見ると、オートモーティブ・アンド・ディスクリートグループ(ADG)は前年同期比34.4%増の19億6000万ドル。アナログ・MEMS/センサグループ(AMS)は同15.7%減の9億4000万ドル。MCUおよびデジタルICグループ(MDG)は同13.0%増の14億2700万ドルとなっており、車載分野の伸びがアナログ・MEMS分野の停滞を補う形で収益を伸ばしたことがうかがえる。
なお、同社は2023年通年の売上高ガイダンスを174億ドル±1億5000万ドルと発表している。