PwCコンサルティングは7月31日、同日から日本企業における男女賃金格差の分析および改善を支援するツールの提供を開始することを発表した。

企業は同ツールを活用することにより、企業は、男女の賃金格差を政府の開示要請に沿った雇用区分で算出すること、賃金項目や等級などさまざまな切り口で可視化して自社の状況を把握することができる。

加えて、等級の男女構成比による格差と、同一等級内の格差に分けた上で、勤続年数、労働時間、評価結果など男女賃金格差に影響を与えうる要素ごとに分析することも可能。

  • 男女賃金格差の構成項目別把握の画面イメージ

同ツールはBIダッシュボードのテンプレートとなっており、テンプレートを活用しながら企業のニーズに合わせたカスタマイズができるほか、直感的な表示により、企業担当者が簡単に状況把握や分析結果の確認を行えるなど、初期導入時の負担を軽減する。また、初期導入時には、登録されたデータを基にしたPwCコンサルティングの専門家による分析レポートの提示も行う。

同ツールの提供に合わせて、データに基づく要因分析の結果や企業の抱える課題やニーズに応じ、DEIB戦略の策定から格差解消に向けた施策の検討、実行と定着など、総合的な支援も可能となっている。