NTTテクノクロスは7月31日、暗黙知を形式知として抽出し、生成AI（対話型AI）を利用して技能継承を図るコンサルティングサービスを、8月1日から提供開始することを発表した。

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NTTテクノクロスでは、暗黙知を形式知化する「技能継承コンサルティングサービス」を2016年より提供している。具体的には、NTTが開発した「技能抽出・コンテンツ化手法MEISTER」をベースに、NTTテクノクロスの独自開発手法を組み合わせ、熟練者の経験知である暗黙知を文書化した「勘どころ集」を提供するものだが、現場で閲覧や検索を行う際のユーザビリティに課題があった。

今回提供を開始するサービスは、文書化された「勘どころ集」に加え、自然な対話形式で回答を行う生成AIを利用したシステムとして提供することで、技能習熟時の理解促進や習熟度向上を図るとともに能動的かつ主体的な学びを促し、タイムパフォーマンスの向上を実現するもの。

同社は今後、NTTの研究所が開発を進めている大規模言語モデルを活用することで、顧客の業界や業務に特化させ、学習者の状況や状態を把握したより適切な応答の実現を図るとしている。価格はコンサルティング内容などに応じて異なるため、問い合わせとなる。