NTTデータ、金沢大学 人間社会研究域、立教大学、北陸銀行の4者は7月28日、地域DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に必要な人材を育成することで地域活性化を支援する夏期特別講義を8月29日から金沢市で開始することを発表した。
この講義では、立教大学とNTTデータによる「DCAP(Digital Corporate Accelerate Program)」の共同研究成果を活用した新規ビジネス創発手法の講義を行い、その手法から地域のDXを実現する人材の育成を目指す。
また、北陸銀行とNTTデータは、参加者が講義を通じて検討したビジネスのアイデアを実際に事業化するための支援を提供する。立教大学とNTTデータは今後について、この取り組みを他の地域にも展開し、地域DXを実現する人材育成に各地で取り組む予定だ。さらに金沢大学と北陸銀行は育成した人材を地元企業とマッチングすることで、地域の活性化に貢献するとしている。
講義は金沢大学の学生および金沢地域の社会人を対象に、3日間の座学と4週間のフィールドワークで実施する。参加者はビジョンオリエンテッドとユーザーオリエンテッドを統合したDCAPの手法を習得し、実際のテーマに即したビジネスを検討する。
今回は、観光をテーマとした新規ビジネスの創発を目指すとのことだ。なお、参加者は立教大学ビジネスデザイン研究所が発行する修了証を得られるという。