SCSKは7月28日、ルネサス エレクトロニクスと、車載マイクロコントローラ製品向けソフトウェアプラットフォーム製品の協業契約を締結したことを発表した。

  • SCSK×ルネサス、車載マイクロコントローラ製品向けソフトウェアプラットフォーム製品の協業契約を締結

    SCSK×ルネサス、車載マイクロコントローラ製品向けソフトウェアプラットフォーム製品の協業契約を締結

車載システムの機能が複雑化・大規模化し、開発工数増加への対応が自動車産業の課題となっている。そこでルネサスエレクトロニクスは次世代センサー/アクチュエータ製品向けに機能強化した16bitマイクロコントローラ製品「RL78/F2x」を提供開始している。SCSKは「RL78/F2x」に特化したソフトウェアプラットフォーム製品開発を行い、2024年4月に提供開始を予定している。

車載16bitマイクロコントローラ製品市場で高いシェアを持つルネサスエレクトロニクスと、QINeS-BSW製品を開発し車載ソフトウェア開発に約40年間携わるSCSKが協業することで、自動車業界の課題解決につながる軽量かつ開発工数削減可能なソフトウェアを提供するという。

今後、RL78/F2x向けソフトウェア製品については生産性の向上に向け機能追加やTool提供等について検討し、海外にも販売展開を進めていくとしている。両社は、ほかのマイクロコントローラ製品も視野にいれた協業検討を進めていくとしている。