SEMIは7月25日(米国時間)、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウェハ業界の分析結果をもとに、2023年第2四半期のシリコンウェハ出荷面積が前四半期比2.0%増、前年同期比10.1%減の33億3100万平方インチとなったことを発表した。

  • 半導体用シリコンウェハの出荷面積推移

    半導体用シリコンウェハの出荷面積推移(単位は百万平方インチ) (出所:SEMI)

SEMI SMG会長ならびにOkmeticの最高商務責任者のAnna - Riikka Vuorikari-Antikainen氏は、「半導体業界は、さまざまな市場セグメントで過剰在庫への対応を進めており、ファブの稼働率も抑える必要が生じている。結果として、シリコンウェハの出荷も2022年のピークから減少することとなっている。ただし、第2四半期の出荷面積は前四半期比では安定した推移を示しており、中でも300mmウェハはプラス成長となっている」と同四半期のウェハ出荷の状況を説明している。

なお、この統計で用いられている数値はウェハメーカーよりエンドユーザーに出荷された、バージンテストウェハ、エピタキシャルウェハを含むポリッシュドウェハと、ノンポリッシュドウェハを集計したもので、太陽電池向けなどの半導体向け以外のウェハは含まれていない。