日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケア、ANA X、サワイグループホールディングスの4社は7月27日、日本ウェルビーイングコンソーシアムを設立することを発表した。
日立システムズは、要配慮個人情報である医療情報を安心安全に運用できる3省2ガイドラインに対応したAWS提供のクラウドサービスのプラットフォームとPHR情報を格納できるPHR基盤を提供している。
このプラットフォーム上で、PHR管理システム「Smart One Health」、PHR管理アプリケーション「SaluDi」、モバイルアプリケーションサービス「ANA Pocket」、「健康支援サービス(健康経営)」および「健康支援サービス(MIRAMED)」のサービスを提供する。
日本ウェルビーイングコンソーシアムでは、PHR基盤と各社のアプリ―ケーションを組み合わせ、ポイントなどのインセンティブなども取り入れた形で自治体、健康保険組合、企業に対して健康経営や健康増進など、QoL向上のための行動変容をテーマにしたウェルビーイングの支援を実施している。まずはファーストステップとして、健康なまちづくり、観光の誘致、また移動先でのヘルスケアサービスの提案をしていくという。
この取り組みで得られるデータの分析により、各サービスの機能のアップデートを行い、エビデンスに基づいた「健康~未病~特定保健指導~受診勧奨までのワンストップサービス」の提供を強化するのに加え、日本のどこに居ても日々のバイタルデータを医師・薬剤師に共有しながら医療サービスが受けられる体制を築き上げるとしている。
また、医薬・ヘルスケアプラットフォーム上にパートナーとの連携を含めた各種サービスを組み合わせてエコシステムを構築し、Snowflakeとの協業によるデータ分析サービスなども活用することでウェルビーイングにつながるサービス範囲の拡大を目指す。今後、賛同いただける企業、団体、アカデミアなどの連携先を拡大していきたい方針。